初回面談ではどのようなことを話せばいいの?(相続税申告)

「税理士の面談って、どんなことを聞かれるのだろう」「どうしてこんなことを聞くのだろう」
今まであまり税理士と関わったことがない方、相続の話を税理士とするのがはじめてという方に向けて、初回面談でどんな話をするのか、そしてなぜそれを質問されるのかをご紹介します。

ずはヒアリングシートで基本情報を確認します

初回面談では、相続での登場人物を把握するために、ヒアリングシートにご記入いただきます。
記入いただく内容は、被相続人・相続人の皆さまのお名前(ふりがなも)、被相続人が亡くなられたときのご住所と住民票所在地、相続人それぞれのご住所とご連絡先などです。
あわせて、相続人の代表者の方も決めていただきます。基本的にこの代表者の方とやり取りをさせていただくためです。

時系列でお話をうかがいます

相続に限らず、初対面の方とまず何から話せばよいのか、実は私もいつも悩むところです。
そこでこの面談では、まず時系列でこれまでの経緯をお話しいただくことから始めます。
相続のお話は「亡くなられたこと」が起点にはなりますが、それより前のことからお話しいただいてもまったくかまいません。むしろ、そのほうがありがたいくらいです。
相続税は生前の財産をもとに考えるものですので、ご生前どんな方だったのか、どんなことをされていたのかは、実は重要な情報になるのです。
お話しいただく中で、心配なことや不安に思っていることがあれば、ぜひお聞かせください。

少し踏み込んだ質問をすることもあります

お話をうかがいながらメモを取っていきますが、途中でこちらからも質問をさせていただきます。
この質問は、かなり事務的かつ具体的なものになります。たとえば、

  • 「賃貸物件はいつ建てられたのですか?」
  • 「そのお金は誰が出されたのですか?」
  • 「いつからホームに入られているのですか?」
  • 「こういった財産はお持ちではないですか?」

といった具合です。
「ずいぶん踏み込んで聞かれるな」と感じられるかもしれませんが、相続税の申告は、亡くなられた方の財産を総決算していく作業でもあります。また、特例が受けられそうか否かの情報も必要です。そのために欠かせない質問だとご理解いただければと思います。

財産の内容を詳しくお聞きします

そして、どなたにとっても気になるのはやはり「相続税はいくらかかるのか」という点だと思います。そのため、財産の内容についても詳しくお聞きします。
預金残高、株の銘柄や株数(できれば評価額も)、保険金の金額など、ある程度の数字を把握しておいていただけると、相続税額のおおよその見当をつけることができます。

不動産の評価は少し特殊です

問題は不動産です。これはなかなか金額を把握するのが難しいものです。不動産については、固定資産税課税明細書などをお持ちいただき、その場で概算額を出します。

そのほかにお伺いすること

このほかにも、遺言の有無、相続人の関係やお住まいの場所、未成年者や障害をお持ちの方の有無なども確認させていただきます。

面談の最後に

ひととおりお話をうかがったあとは、相続税申告の流れ(いつまでに何をする必要があるか)をご説明し、税理士報酬のお見積額をご提示、そして今後お集めいただく必要書類についてご案内いたします。

いかがでしたでしょうか。
もちろん、面談がいつもこの通りに進むとは限りません。ですが、あらかじめどんな流れになるのかをイメージしていただき、少しでも気持ちのハードルが下がれば幸いです。